高河ゆん作品が好きな私


また話が少し戻るようなずれるようななんですが、


私は高河ゆんの作品が好きなんです。
彼女の同人作品はほとんど読んでないんですけど、商業作品はほとんど読んでます。
(最近のは読んでない、いつか読みます)
私はずーっと、なぜ自分が高河ゆん作品が好きなのか謎だったんですが、


尾崎南が「どうしたらいいのかわからない!」なら
高河ゆんは「私は、それが一番大事だっていうことを知っている!だからだいじょうぶなの!」なんじゃないかと。

それ、っていうのは、おのおのが一番大事だと思っている、譲れない何か。
愛だったり、信頼だったり、妄想だったり、他人から見たら異常だったりかわいそう
だったりすることもある何か。

作品に出てくる人たちはみな非常に揺るがない何かを持っていて、それを他人に語ることを恐れない。
私はこうだ、誰に何を言われようともこうだ、というのが最初からはっきりしている。
だから、良くも悪くもあんまりキャラクターに成長は、ありません。
ある種「閉じた世界」ではあると思います。
成長していくと、本当は自分がずっとそこにいちゃいけないんだとわかっているんだけど
彼女の作品は「そこにいてもいいんだよ」と言ってくれる(ような気がする)


アーシアン」のちはやはコンプレックスの固まりで、高河ゆんキャラにしては自己肯定感薄いんだけど、だからあの作品が一番支持されているのではないかと思います。
「源氏」の主人公の克巳は自己肯定感の固まり(笑)なので、嫌いだという人も多かった記憶が。

追記:自己肯定感というよりは「自己完結感」の方が近いかも。
   だから読んでムカつく人はムカつくだろうなーと思う


どうして私は彼女の作品が好きなんだろうとずっと思っていたんですが
たぶん「私は知っているんだ、それが一番大事だということを。だから何があっても揺るがない、不幸せじゃない」といわれると、昔の私は、とても安心したんだと思う。
だから彼女の作品が、私は好きなんだと。


長年の謎が解けたのでした。


ああ、激情のままに一気に書いたらなんかとてもまとまりのない内容になってしまった…<いつもです
尾崎南の作品に関しては、もうちょっと読み込んでみたいと思います。
もっといろいろ書きたいことあるんですよ。トークなんかから伝わる当時の空気とか。トークは熱いです。とても。



そして、尾崎南の若島津と高河ゆんキャラが会話をしたら
きっと話が通じなくて若島津ブチ切れするだろうとか、アホなことを考えた。