どうしてこうなった…「魔法の天使クリィミーマミ」の動画を作った話
なぜか…
気がついたら…俺は
「魔法の天使クリィミーマミ」の動画を作っていた…
どうしてこうなった…
「魔法の天使クリィミーマミ」は、私が小学校低学年の頃に放送された、スタジオぴえろ制作・魔法少女シリーズ初期のTVアニメです。
そりゃーもう、クラスの女の子はみんな見てましたよ!優みたいなショートカット流行ったなー…
私は田舎の子なので、当時流行したパーカを着て、おうちはクレープ屋さんという主人公に、都会へのあこがれめいたものを感じていたと思います。
いわゆる直撃世代ということで、今まで見たことのない世界に毎週熱中して見ていた記憶。
- 作者: 高田明美
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- 発売日: 2008/01/22
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小学校の高学年になり、オタクへの道に足を踏み入れかけた頃、アニメのスタッフやらに着目するようになりました。
「『きまぐれオレンジ☆ロード』のキャラグッズやCDのジャケットの素敵なイラストを描いてる人は、高田明美さんという人で、マミのキャラクターデザインをやった人だ!」ということに遅ればせながら気づき、「高田明美さん」のファンになりました。
アニメ雑誌の広告ページってあるじゃないですか。作品のサントラCD(当時カセットだった)の宣伝なんかが、ジャケットイラストと一緒に掲載されてるわけです。
そこに、なんかすごく素敵なイラストのジャケット絵があるわけ。それが高田先生の描いた「きまぐれオレンジ☆ロード」のイラストだった。
言っちゃなんだけど、アニメディアなんかで良く出てくる「アニメキャラの私服」って…ダサかった!好きなキャラがそれだと気が遠くなるレベル。
でも、高田明美さんのイラストでまどかやひかるちゃんが着てる服って、子どもから見てもおしゃれだったし、絵のタッチもいわゆるアニメ風じゃなくて、美しかった。それに魅せられました。
無造作な感じで頬や髪の毛のツヤの部分にシュッと入ったホワイトに憧れた…!!
「高田明美さんの絵の入った」グッズが欲しくて、電車賃を使い込み、10キロ歩いて帰ったこともあります…
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その後中学生になってから「機動警察パトレイバー」にハマりまして…これがまた高田明美さんのキャラデザだった!
少ないお小遣いを工面して、画集も買いました。そんな思い出。
…まさかその後、ご本人と知りあって、マミの動画を作ることになる…なんて…
未だに…「どうしてこうなった…」と時折呟きたくなるわけで…(※わかりにくい春日恭介調)
もともと高田明美先生は、第七回MMD杯(MMD界隈での大きなイベント)でも審査員をされていたくらいで、MMDは良くご存知でいらっしゃるのですが、私は杯に参加してもいないし、無名の徒です。本来なら知り合うはずもないのですが…
→高田先生が偶然それを目にし、Twitterで呟いた
→私はもともとファンなので高田先生をフォローしていたが、フォロー人数が多すぎるためにTLに居ない間はTLを見ないので、気づかなかった
→私をフォローしてくださっている方がRTして教えてくれた
→アババババババ
→勇気を出してリプライを飛ばしてみた
→現在に至る
そんな感じで…高田先生とご縁ができまして…(未だに時々信じられない)
いろいろあって…いつの間にかこんなことに。
Twitterって恐ろしいですね!!
ええと、「MMD」についてご存じない方のために。
前の記事で「MikuMikuDance」という無料の3DCGツールについてご紹介しましたが、こちらもほぼ全てそのツールを使用して作られています。
動いているマミや優ちゃんやポジネガ(モデルと呼ばれます)も私ではない他の人が作ったもの、冒頭に出てくる黄色の星や惑星のオブジェ、カラフルなキューブの舞台、青く晴れ渡った空や星空、キラキラ光る床に回る歯車やクルクルらせんに回る物体なんかも、全て無料で配布されており、誰でもDLしてくれば使えるものです。
花びらが散るエフェクトや光の効果なんかも、ほとんどMMD上でやっています。
Aviutl(こちらも無料の動画編集ツール!)で若干の編集を加えていますが、ほぼMMDで作ったと言っても過言ではないです。
こちらのマミ・優モデルは制作者のちゃーりぃさんの御厚意でお借りしているもので、残念ながら一般配布はされていませんが…
ほかにもたくさんの人が作ったたくさんのモデルが、当然無料で配布されています。
それらのたくさんのものをお借りして作った動画です。
私のやったことと言えば、カメラ、演出くらい。
この動画を作るにあたって、曲の制作者さん、ダンスの振付・踊り手さん、モーションの制作者さん、ステージ・アクセサリの制作者さん、エフェクトの制作者さん、パーティクルなどの動画素材の制作者さん…など、たくさんの方々に使用許可をいただきにあがりました。こころよく使用許可をくださった皆さん、本当にありがとうございました!
(※通常は、全部の人にわざわざ使用許可をいただくことはあまりありません!皆さん「使用規約を守れば好きに使っていいよ」という人がほとんどです)
そしてもちろん、こんな機会をくださった高田明美先生にも、何て言っていいのかわからないほど、ありがとうございました…
こちらの動画は、6/2〜3開催の「萌えカル文化祭」という商業イベントの、高田明美先生の原画展ブースにて流していただける予定です。
どうぞよろしくお願い致します。
…それにしても、どうしてこうなった…