素直になれなくて…!『シャーロック・ホームズ』観て来ました!
(キャストコメントなど、予告編よりも雰囲気伝わってるこちらの動画を是非ご覧ください)
ホームズ観て来た!今日最終日だった!(笑)
ということで、あまりに今更ですが感想です。
ホームズと言えば、押しも押されぬ名探偵界の神。誰でも知ってるシャーロック・ホームズ。
小中学生の頃によく読んで、楽しんだ記憶があります。特に印象深いのは『ノーウッドの建築師』かなあ。警官が声を揃えて「火事だー!」って叫ぶところが好き。
最初この映画の予告編を観た時、いわゆるホームズのイメージとあまりのかけ離れぶりに「何コレ…」とややガッカリしていたのですが、いやーーーーー面白かったです!(笑顔)
結構色んなところで「腐女子大喜び映画」だと聞いておりまして、またそういうことを言われると「何だとオラ表に出ろ」と言いたくなってしまう私ですが、はい、今回は思い切り釣られました。手を叩いて大喜びしました。
映画『シャーロック・ホームズ』は、哀れなドMのホームズが、超ドSのワトソン様にひどい仕打ちを受けながらも「でも別れられないの…」という話でした。
(*SとMという概念をカジュアルに使うのはあまり好きではないのですが、ここはあえて使わせていただきたい)
ホームズと言えば、その超絶推理でもって周囲の人々(ワトソン含む)を煙に巻き、華麗に振り回すのが良く知られたイメージだと思うんですが、この映画のホームズは寄る辺なき変人…ワトソン様に相手にしてもらって何とか名探偵の名を保ってはいるものの、基本ダメ人間。
結婚を決めて自分との同居を解消し出て行こうとするワトソンに、子供じみた拗ねっぷりを見せますが、ワトソン様は一切耳を貸さない。
ある意味ホームズ以上に斬新とも言えるこの映画のワトソン様、小綺麗なナリのイケメンかつ喧嘩も滅法強い上にお医者様というほぼ完璧超人。かたや、天下の名探偵だけど、その奇行っぷりに周囲にはやや引かれ気味、見た目浮浪者一歩手前でワトスンの服を借りパク三昧のホームズ氏がどんなに彼の同情を引こうとしても、「いや、俺おまえのそういうのもう慣れてるから」と言わんばかりに冷たい眼差しでスルー。
まあ、たぶん今までホームズのアレな素行に色々巻き込まれまくり迷惑かけられまくりだからこその言動だとは思うんですが、あのルックスでそれやられちゃうと、ドMのホームズがそんなお医者さまに胸キュンしてしまうのも頷ける。納得。ベストを窓から投げ捨てる場面と言ったら…!!
全編に渡ってワトソン様の容赦ないドSっぷりから目が離せないのですが、まあもちろん、そこはちゃんと大メジャー映画らしく、2人息の合ったアクションもたっぷり見せてくれます。
この映画のホームズ氏はどうやらドSな人に弱い様子。彼が唯一惹かれたという女性、アイリーン・アドラーも素敵なドS淑女です。ならしょうがないな。
どう考えても続編を作ること前提で製作されている映画でしたが、あれだけ色んな形で映像化されまくって、人々の中に強いイメージが存在する『シャーロック・ホームズ』という題材を、こんな風に面白おかしく提供してくれるのなら、大満足!さあ湯水のように金を掛けまくって続きを作れさあ作れ!
モリアーティ教授はアラン・リックマンじゃないかという噂もあり…なにその俺得キャスティング…続編作られなかったら暴動だろ…
何せ、序盤からホームズが最も悩んでいた深刻な問題がラストでまったく解決されずに次回に持ち越しなので、次回もまた… … …ワトソン様は素晴らしいドSパフォーマンスを見せてくれるに違いないと期待しております。
最後のローププレイがまたこの…!!!
ホームズもホームズだよ…いくらギャグにしてもブラックすぎるだろ…英国紳士の本気を垣間みた瞬間。ドMが過ぎます。
しかも、我らがワトソン様、それを華麗に放置して人にたしなめられる始末!あれあんた、人が居なかったら絶対ホームズが失神寸前になるまで見守ってたでしょ!!お医者さん怖いです><
そういう上級者向けプレイを未来の妻の前で堂々と行うのはどうかと思うのですが…!?
…そんな僕らの完璧超人、ワトソン博士の活躍、と!!
寂しい引きこもり名探偵のホームズ氏は果たして社会復帰出来るのか…!!『シャーロック・ホームズ』、次回作を楽しみにお待ちしております!!
ていうかさー
素直に、「俺と結婚して」って言えばいいんだよね、ホームズ。

- 作者: コナンドイル,Arthur Conan Doyle,延原謙
- 出版社/メーカー: 新潮社
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