iPhoneさんがやって来た
突如思い立って、iPhoneを使いはじめました。まだ使用三日目です。
iPhone以外の携帯と二台持ちという人も多いのですが、私はそれまで使っていたauを解約して乗り換え。現在はiPhone一台持ちです。
iPhoneに切り替えた一番の理由はauで欲しい携帯がなかった…ということでした。
ipod持ってるから音楽機能いらないし、ワンセグも見ない。機能ばかり膨れ上がってez-webはしょぼい。
去年の夏頃から、「そろそろ替えなくちゃ…」と思ってauの新機種発表をシーズンごとにチェックしていたんですが、欲しいデザインもカラーも出ず。好みと言えばそれまでですが、毎日持ち歩くもののデザインが気に入らないのは寂しい。
しかし、iPhoneを使おうという選択肢は当初まったくありませんでした。
何より解約とか面倒…解約金もかかる…でも、「これ好きだな!」と感じない携帯に三万も四万も出すの…とうだうだしているうちに、充電器は壊れるわ、ボタンの押し心地は悪くなるわ、充電中のランプが付かなくなるわで追いつめられていました。
で、たまたま人の使ってるiPhoneを見せてもらった時「Twitterを閲覧するのがものすごく楽そうだ…!」というのが最初の印象。
ここで初めて「iPhoneっていいかも…」と思いました。
その後、auの春のラインナップが発表。auでiPhone使えるようにならないかな〜という淡い期待も空しく、au初の…誰も心を動かされないでおなじみのスマートフォンも発表。ここで心が折れた。
職場にはiPhoneを使ってる人はほぼ居ません。ですが、ネット上の友人知人にはiPhoneを使ってる人がたくさん居るので、そういう方たちに意見を聞いてみる。
●現在の私の携帯電話の使い方について
1.電話機能をほとんど使わない
2.携帯メールも頻繁に使わない(携帯でメール打つの 苦手…)
3.携帯でチェックするものと言えばTwitterとmixiとGmailくらい
と言ったら
「何で今iPhone使ってないのか不思議ww」とまで言われたので、割と簡単に心が決まった。
もともとMacユーザーだし、iTunes使ってるし(iPhoneの使用は基本、自分でパソコンを持っててiTunesを使えることが前提)…買ってからのあれこれに悩むことはない!
●iPhone導入で、よくわかんないうちはたぶん心理的な障壁になること
1.使用料金が高価になるのではないか
「電話さえ使わなければむしろ安い」という印象です。だから、電話用にドコモなどの二台持ちの人が多いのでしょう。
電話は使った分だけ課金です(私はホワイトプラン/Wi-Fiバリュープラン/S!ベーシックパック利用)。
色んな人に「いくらかかってる?」と聞きましたが、6000円とかそんなくらいが多かった気が。もっと安い人も。
2.iPhone本体が高価
これは…致し方ないかと。購入した今は、携帯電話でなくてこういうものを買ったんだ!と思っています。安い買い物ではありませんがそれだけの価値は十二分にあるかと。
私は分割が嫌なので、一括で購入しキャッシュバック1万円、47000円ちょい支払いました。
気に入らない携帯を4万とか出して買うならこっちのがずっといい。
新しいiPhoneがもうすぐ出そうなこの時期に、別に安くなるでもなく…「今買うの?新しいやつ待ったら?」と言われましたが今欲しいので買った。しょうがない。
ちなみに8Gは投げ売りで一円とかのところもあるようです。
3.ドコモやauより電波が入りにくいんじゃないの?
…あー。残念ながらこれは事実のようです。私はまだ使用して三日目だし色んなところに出かけてないのでそれほど感じていませんが、少なくとも職場で、auでは全ての場所で問題なく使えていたものが、部分的に入りにくくなりました。更衣室の中が電波悪いのが辛い!
家の中でも、部屋によって入る部屋と入らない部屋があったり。
ソフトバンクショップ(全てのではないみたいなので、電話で聞いてみるといいかも)にはエリアチェック端末があるので、それを借りて試してみるといいです。私も借りました。
この辺りはまだ色々試してみないとわからないですね…
4.バッテリの減りが速いんだよね?
…えー。うん、だって…ほかの携帯と比べて表示できるものの範囲がまったく違うから…バッテリは結構減ります。これはもうこういうものだと思って諦めた。
でも、想像してたよりは減らなかったかも。使わない時は電源切っちゃってるからかな…
5.おさいふケータイ使えないの?
使えません。弟はモバイルSuicaユーザーなので、iPhone欲しいけど踏み切れないと言ってた。
あと、デコメが使えない(使ったことない)モバイルサイト限定のクーポンなどが使えない(ほとんど使わない)…などもありますが、私にはあまり関係なく…
●そして購入
デメリットを許容する気になり、普通にソフトバンクショップに行って普通に購入。
もともとMacユーザーでiPodも使っている私には、iPhone導入は異常に簡単でした。常時Macに刺さっているiPod用のケーブルにそのままiPhone刺しただけー。
おぼつかない手つきでメールの登録。SMSとそうじゃないやつの位置付けがよくわからず、やや戸惑う。先にeメールの設定をして、そっちで友達にアドレス変更を送ってしまったりした。
登録などをするのにネットにアクセスしますが、表示はさすがに美しいものの、どうしたって画面は小さいので、時々間違ったところを押してしまいイラってなることは…かなりあった。
まあ普段ブラウジングするには、そんなに色んなところ押したりなんだりしないと思うのであれですが…
画面をヨコにするともうちょっと見やすくなるし。つーかタテだと字が小さくなりすぎてほとんどわかりません…
とりあえずアプリだ!!というので、色んな「おすすめアプリ百選」みたいな記事を見て、一番最初に入れたアプリはこんな感じ。
mixi mini(mixi見るの)
Echofon(Twitter見るの)
LDRtouch(ライブドアリーダー見るの)
Skype(スカイプ。これさえあれば電話掛け放題だと思っていた時期がありました…)
乗換案内(そのまま)
そら案内(天気予報)
Wikipanion(Wikipediaを見やすく)
Evernote(雑多メモ)
SkyBookLite(青空文庫読める)
英辞郎(英語の辞書)
さて、この中のSkyBookLite。青空文庫の一部を無料で読めるアプリです。
私は今まで電子書籍というものに対して(使ったこともないのに)あまり熱心でなく、「やっぱり紙がいいよなあ…」と思っていたにも関わらず、使ってみたら、あら、これ、いいかもしれない…と手のひらを返した。
どうやら「縦書きで明朝体」ならかなり受け入れられる自分に気付く。
それと、読める作品がいわゆる「名作」で、例えそれにオリジナルな凝った装丁やレイアウトや配慮がほどこされていなくても、抵抗なく読めてしまう面があるのかもしれない。
今までに散々色んな形で世に出て来たものだけに、作品としての強度が違うというか…どんな形式で読んだとしても揺るがない存在感があるのかな。
例えばこれが、大好きな作家の新刊なら、やっぱり「本の形で欲しい」と思うかもなんだけど、世界名作全集みたいなのだったら、あんまり抵抗ない。Twitterで「SFやミステリの過去の名作ならどんどん配信してほしい」という意見をお見かけしたんですけど。うなずけてしまう。
とりあえずこれ見て、¥450出してもまったく惜しくないと思えたので、有料版も即落としました。これから寝床でも読めるのかと思うとワクワクです。
あえて言うなら、やはりどうしたって画面は小さいので、読むスピードがやや早めの私には「もっと!もっと早く先を追いたい!」という感じに時々なることくらいかなあ。
どうしても一行に入る文字数が少なくなるので、改行が少ないタイプの文章は読みにくそう。舞城王太郎とか中上健次読むのにはきつそう。
あとは…これはTwitterとかブラウジングしてても思うけど「目が悪くなりそう」…かな…
ああ、それにしてもなんで『小公女』はあるのに『小公子』はないんだろ…
明日、もう公開終了ギリギリで「シャーロック・ホームズ」を観に行こうと思っているので、その前にこれでホームズをいくつか読んでおこうと思います!
あと今、「電子書籍」カテゴリから、映画のキャンペーンかなんかで、『ドラえもん』が何話か無料でダウンロード出来るみたい。
「ぞうとおじさん」などなかなかいい話揃えてます。
続き書きました:iPhoneさんの居る生活