擬犬化のひみつ〜北欧人が大好きなあのアニメ
私「というわけで、まとめにあたって、あらためてemlanたんに擬犬化について話を聞いてみたよ」
e 「こんにちはこんにちは!(^^)」
私「ええと、いちばん最初に擬犬化を試みた作品はなんですか?」
e 「初めて描いたのは、『BLEACH』の一護と石田です」
私 「これですね…この辺とか、最初の方に描かれた絵は、リアル犬っぽさが強く、最近描かれたものほどディフォルメ度があがっています…
擬犬化を描くようになった、きっかけって何かありますか?」
e 「何かきっかけになるようなことがあったか、覚えてないです…
でも、たぶん『銀牙-流れ星 銀-』が頭にあって、ほかの作品も「出て来るキャラクターたちが犬だったら?」と考えるようになったんだと思います」
出た。『銀牙-流れ星 銀-』。
もしかしたら、これを読んでいるお若い読者の方はご存知ないかもしれません。
『銀牙-流れ星 銀-』は、1983年に週刊少年ジャンプで連載開始、二年後にアニメ化された作品です。そして現在、続編の『銀牙伝説ウィード』は週刊漫画ゴラクで連載中…こちらもアニメ化しています。
- 作者: 高橋よしひろ
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 1997/11/18
- メディア: 文庫
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主人公は犬。作中で「犬が人間のように喋る」のがこの作品の特徴です(ただし、犬同士が犬語で喋っているだけであって、人間と意思疎通はできません。舞台はあくまでごく普通の現代日本です)。
この作品が、どうも北欧ですごく人気があるらしい、という話は以前から聞いていました。
フィンランドには「Gingapedia(銀牙ペディア)」という銀牙の情報サイトまであります(アイコンがかわいい!)。
なんでも、オタクじゃなくても、誰でもごく普通に銀牙を知っているくらいメジャーなんだとか。
その人気を受け、北欧諸国では何年か前にDVDボックスも発売されています。
e 「DVDボックスの発売で『これでノーカット版の『銀牙』が見られる!』とみんな大喜びでした(^^)」
私 「あ、スウェーデンでのテレビ放映バージョンでは、流血シーンや残酷シーンはカットされてたんだ!?『銀牙』って、殺した犬の首を熊が投げ込んできたり、かなり流血残酷シーンあったと思うけどなあ…
ええと、日本では、若い人はあんまり『銀牙』知らないかもしれない… 新作のウィードも、掲載誌がゴラクだしアニメもアニマックスだし…私たちの世代の人(70年代生まれ)だと、知ってるだろうけど…(*emlan氏は1986年生まれ)」
e 「そうですか…古い作品だからしょうがないですね(^^;)ウィードはアニメも出来がイマイチっぽいので私も見てないです」
私 「久しぶりに『銀牙』見てみたけど、これってアニメ版の舞台、最初は秋田だよね?東北地方って雪が多い地方だし、その辺が北欧の人たちに親近感与えてるっていうの、ないかなあ」
e 「『銀牙』の世界の動物・植物相は、北欧の山岳地帯のそれとよく似てます。ひょっとしたら、それを見越して、『銀牙』を北欧で放映するって決めたのかもしれないですね」
私 「ねー」
e 「でも、スウェーデンでも、南部はほとんど雪降らないです(^-^)」
私 「そうなんだーー!!!(驚)」
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『銀牙 流れ星銀』アニメ版は、声優陣も超豪華でおすすめです!!
犬が大真面目に「行くぞ、野郎ども!むざむざ殺させてはならん!」とか喋ってるのを目の当たりにするとつい全力で吹いてしまいますが、面白いです。子どもの頃はかなり熱心に見ていた覚えが。
e 「そんなわけで、たぶん『銀牙』のおかげで、私は『犬になった色んなキャラクターたちを描いてみたい!」という誘惑に耐えきれなくなりました><」
私 「犬かわいいよ犬…
ところで、emlanたんはおうちで犬を飼ったりはしてるんでしょうか?」
e 「残念ながら、飼ってないんです… 動物の毛アレルギーの家族がいるので…」
私 「それは残念ですねえ…」
e 「そうじゃなければ、間違いなく犬か猫を飼っていたと思います…
あ、でも、飼うなら猫の方がいいです(^^)」
私 「え…実は猫好き…!?」
ヘタリア、伊独日の猫バージョン。
私ももうどうしようもないほどの猫好きなんですが、emlanたんの絵に関しては、犬の方が好き…かもしれないっ><