おどろいた
昨日イベント参加で今日も出勤でぐったりのemifuwaです。おおふり感想も「和さん…」しか言うことない。
でも、忘れないうちに書いておこう。
久しぶりにオンリーイベントにサークル参加してきました。おどろいた、って何が驚いたのかと言いますと
こんなにこぎれいな女子ばかりのオンリー初めてだ
と驚いたのです。
そのジャンル(小説系…と言えばいいのか)でサークル参加するのは初めてだったのですが、少なくとも私が一日見た限りでは、今まで一般なりサークルなりスタッフなりで参加した中で、もっともオタファッション度の低いオンリーでした。
だいたいあれなんですよ。どんなオンリーでも、会場最寄りの同じ駅で下りる前に「あーあの人たちお仲間だー」ってオーラを発している人たちがいるんですよね。で、みんなで同じ駅で下りる後ろ姿を見つめると、かなりの確率で髪の色が黒。三人に一人くらい伸ばしっぱなしひとつしばり。長いスカートにどこで買ったんだかわからない服。それか、別の方向に過剰なファッション(肌見せ系かオタにウケるブランドの服)か、ということが割とあったりなかったりだったわけですが…
今回は、電車の中で見た時点からオタ度薄い感じでした。もしかしたら、地方から出て来てこれからあそことかあそこでお買い物する若い子かしら?と思わなくもないくらいな。
会場入って、スペースの中で本売って、一日眺めて思ったんですが、女性のオタと言って頭に浮かべがちなマイナスイメージのファッションをした人が、ものすごーく少なかったんですね。黒髪率も低めだし、一つ縛りも少なかったし、全然化粧してない子もあんまりいなかったし、メガネはしててもフレームの小さいおしゃれなメガネだし、わかりやすく身なりをかまってない風貌の女子を探すのが難しいくらい。具体的に言うと、いかにも!ていうのは五人くらいしか見つけられなかった。(全参加者は多分サークル参加者も含めて五百人くらい)
ファッションも、一番良く見かけたのが胸元レースのキャミにクロップドパンツ(サイドにギャザーが入ってるか、カーゴ型のやつ)にぺたんこサンダルというナリ。クロップドパンツ率は高かった!もうちょっとカジュアルだと、アバクロのTシャツ着てる人とかもいたなあ。みんな、動きやすく、ちょっとフェミニンで、かわいいカッコしてたよ。髪の毛も茶髪率が(オタイベントにしては)高く、ミディアムで毛先を散らしてる感じの人が多かったかな。cancam系などはほとんど観測できず(これはだいたいどこでもそう。普段そういう格好をしていても、イベント向きではないためしてこないのかもしれない)あとちょっと気付いたのは、高めの年齢層の人が持ってるものにグッチを良く見かけたこと(財布、バッグなど)。ヴィトンでもコーチでもなくグッチ。コーチより値段帯高く、ヴィトンより「ヴィトン買っとけばとりあえずいいだろ」っぽい認識もないグッチ。かなり使い込んでるなあ、って感じのお財布の人も。カルティエのラブリングしてる人とかいたし。うわあ、なんだここはどこなんだ。
もちろんみんな「すごくおしゃれだ」と言うのではないけど、少なくともオタだと見た目イメージだけではわからない人がほとんどだった。ガンダム観に行って列に並んで、それをウォッチしてる人に速攻腐女子認定されるような人は、全然いなかったよー。
あともっと特徴的だったのは、「別の方向にオシャレ」になっちゃってるオタが凄く少なかった(というか見つけられなかった)ということ。別の方向ってのは、ベルトがいっぱいあるようなオタ好みのブランドで全身固めちゃったり、高価なモード系の服で全身固めちゃったり、ピンクハウスとかレストローズとかちょい過剰フェミニンブランドで全身固めちゃったり、丸井ONE系の(以下略)、妙に露出度高くてアニマル柄とかパツパツのレザーとか着ちゃったり(髪の毛は金か金に近い茶で傷んでる)、エスニックとかアジアテイストとかまあいろいろトータルコーディネイトしすぎて「どこのショップの販売員だ?」みたいになっちゃってたり、とかまあ、そういうあれだよ。そういう過剰になっちゃってる人がこれまた全然いなかったよ。みんな「普通」で「中庸」な感じ。それがまた凄く印象的だった。ジャンルのカラーなのかもしれない。
オタ大好きな和ものアイテムとか中華アイテムを持ってる人もあんまりいなかった。これも珍しい!
もちろん中には地味目でメガネとか、長いスカートの人もいらっしゃいましたけど、薄いデニム色のぺらっぺらのスカートとかではもちろんなく、夏らしい透ける素材のスカートにサンダルとか、そんな感じ。少なくとも「お仕事は何をされてるんですか?」と尋ねるのに躊躇するようなタイプの人はいなかった。社会生活営めてますよー感。
年齢層はたぶん18〜二十代前半くらいが多くて、オバはあまりいない。
女性オタのファッションは年々こぎれいになっているとは確かに思っていたし、言われてもいたけど、ここまで中庸ファッションの比率が高いのは初めてで、かなり驚きました。
普通だと、「かなりヤバ」「オタ地味」「普通地味」くらいがまあ半数、少なくて三分の一くらい?三分の一でも相当少ない部類に入ると思いますが(ジャンルによってかなり分布数が異なる)今回のはその比じゃなかった。私の見てなかった人も含めて多めに見積もっても二十分の一以下だったのでは。明らかに少数派。マイノリティ。
もしかして、今後オタの女性層ってこうなっていくのだろうか?それとも単なるジャンルのカラーか?といろいろ考えてしまいました。
スペースを手伝ってくれた友達が、以前某ライトノベルのオンリーイベントに行った時、まあマリみてなんですけど(あれ?マのつくあれだったかもしれない)、これまた「わかりやすくオタっぽい女子」は少なかったとのこと。彼女から聞き出した情報によると、若い子(十代〜二十代前半、私が参加した今回のイベントよりも低め)ばかりで、すごくおしゃれではないけど、黒い髪に清潔感のある地味目なファッション(カーデ+キャミ+膝丈スカート)「昔なら文学少女になったのかな?みたいな」、まあブランドで言ったらドゥファミリイとかそんな感じか、ナイクラとか、決してオゾック(近年の路線変更後の)ではないのね。今回のイベントよりは若い分ちょっと値段帯低い感じ。そういう客層だったらしい。
という話をイベント後、シティ参加組と集まってオタ女子飲み会の中でしたら、シティに参加した友人は、「シティの女性の客層は、… まあいつもみたいな感じで」とフェイドアウトしておりました。
いやあほんとに、以前にいたジャンルだと、コスプレ禁止のイベントのはずだけどそれで外歩いて来たのか?みたいな私服(にノーメイク)の人が隣のスペースですよ(思わずイベント後にあの服はどこで出してんだ?と調べまくりました)とか、また別のジャンルだと別方向系丸井ONE系が凄く豊富だったりとか…まあ、ねえ、いろいろとね。
えーと上にいろいろオタ好きブランドやオタ好きテイストについて否定的っぽい書き方をしましたが、それが悪いとか流行っぽい格好がいいってことじゃなくて、本当に本気で結構驚いたので書きました。私だってオタっぽいアイテムもテイストも好きだしさー。自分が着てったのは¥2800の黒のチュニックだったしさー。イベントに晴れ着を着ていっちゃう、オタっぽいアイテムを着ちゃう、全身固めちゃう、過剰になっちゃう、ってのも「オタらしさ」の一つだと思うので、あんまり中庸ばっかりだと、なんかつまらない気がします。ちょっと過剰なくらいが面白い。オタっぽさってそういうところで滲み出て来るもんだったのに、滲み出て来なくなった若い世代のオタもいるんだなー、そこで主張しなくてよくなった、もしくは横並び度がもっと高くなったのか。よくわかりませんけど。
ただ、キレイな装丁の本は増えたけど、熱いパッションを感じるような本が少なくなってるのも、全体の傾向だよね…(特に丸井ONE大漁系ジャンルにいた時は、装丁デザインがすっごいキレイだけど中身ぺらっぺらの本があふれるようにあった)
イベント後の飲み会で、友人の弟さんが某腐男子さんと友人だと聞いてまた驚いた。世間て狭い。非常に紳士的な好男子らしいよ。
そういえば、今日のイベントでも、ほとんど女性ばかりだったけど、男性で本買ってくれた人一人いたなあ。オタっぽくないとは言わないが、普通にしてたらオタだと思われることはなさそうな人でした。