自分の置き場所 in妄想

続・ドリーム小説について。


ドリについての話で、友人から以下のようなメールを送ってもらい、面白いのでそのまま掲載させてもらう許可を取りました。(実はかなり前にもらっていたのだけど、パソコン障害でメールが受け取れてなかったのと、出す機会を逸していた)


彼女は、以前にもちらっと紹介しましたけど「大島定食日記」http://blog.nettribe.org/btblog.php?bid=ocman(本館サイトhttp://ocman.fc2web.com/)のOC-MAN赤屋さん。プロフィールを参照していただくと良いかと思いますが、フリーのライターさんで、時折エロゲ(今回の締め切りだったのは違うのかな?乙女ゲー?)の脚本などもなさっております。1981年生まれの女性です。生え抜きの腐女子です。


こんにちは、最近のemifuwaさんのブログを見て
「そういえば高校の近所に“どりー夢はうす”という喫茶店があったなあ」と青春を思い返しているオオシマンです。
なんか白い建物にレースのカーテンがなびいているような喫茶店でした。
いつ見ても客が居なかった。


デスノドリーム面白かったですよ! でもあれがドリームなのかどうかはちょっと分からない感じだ(笑)
でも私も自分で自分のためにドリームを書くとしたら、「覗き見」的なポジションを取りたい。色恋やドラマの当事者になるんではなく。そういうドリームならいいかな……と思ったりしましたです。


仕事でうにうにしながらオオシマンもドリームについて考えてみたのですが
日記にアップするのはどうよみたいなお話になってしまったので
emifuwaさんにだけフォーユー。
調査のおやつ(なんだそりゃ)(箸休めといいたかった)にでもなればと思います。
例によってシモネタばっかしですが。
以下日記用メモ帳からコピペ。

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わたくしぶっちゃけネットウォッチ目的以外でドリーム小説を読んだ事が無いので(そもそものドリームとの出会いがウォッチャー仲間から送られてきたURLであった)ドリームには相当偏見があると思います。面白いと(普通の意味で)思う作品を読んだ事が無いというのもあります。琴線よりも横隔膜を震わせてくれる物ばかりわざわざ探したという事もある(所詮ウォッチャーだから!キアヌだから)。
しかし最近までドリーム小説というのはslashで言う所のmary sueみたいなものかなと思っていたんですが、おともだちブログのトラックバックなどを読んでドリームに対する認識を改めている次第。(mary sueに関する分かり易い解説をhttp://www.imasy.or.jp/~hir/hir/marysue/marysueinfo.htmlこちらのサイト様で拝見しました)mary sueとドリームは「似て非なるもの」なんだな。書いている中身そのものは似ていても、名前変換などで読者も楽しむ事が出来るようになっているのがドリームということだろうか。何となく日本人らしい文化かも新米。
 

大島定食らしくエロネタで切り込むと(自分が分かり易いように)、ドリームが好きになれるかなれないかって、グラビアを見た時「自分がグラビアアイドルと絡んでるのを妄想する」タイプか「何物かによってグラビアアイドルがあんあん言わされてるのを第三者的視点で見ていたい」タイプかの違いのような気がします。妄想に自分を参加させる人とさせない人。この二つって絶対交じり合う事は無いと思うんだがどうだろう。前者の人が「今日は神の視点で妄想」とか後者の人が「今日は自分も参加してるってシチュで一発」とは絶対ならないと思う(前者はちょっとはいるかな……でも後者は絶対どんなエロネタにも自分は参加させないと思う)。ミックスして妄想してる人おりますか居たらすんません。ちなみに私はエロ妄想に自分を参加させるのは絶対嫌なタイプです。萎える!
だからかドリームを読んでもときめけないし、いわゆる逆ハーレムもののマンガや小説も楽しんで読めた事があんまり無いです。
しっかり調査とかしたわけではないんですが、腐女子にはこの「ネタに自分を参加させない」タイプの人が多い気がするんですがどうでしょうか。拍手とかで聞いたらセクハラだろうか。「自分はズリネタになり得ますか?」違う! ここは探偵ファイルじゃない! 
いやでも真面目なお話、「エロ妄想に自分を登場させる人・させない人」の間には物凄い「違い」があると思うのです。ありとあらゆる認識において。いつかこう、女子が己のネタを語る事がもっとフランクになる時代が来たら100人くらいの腐女子にアンケートを取ってみたいですよ(別にドリーム小説読む人=自分でヌける人などという決め付けをしたい訳ではないです)。モア・リポートなど読むと自己処理中は「自分が何かされている場面を想像する」女性の割合の方が多いようですが、私の予想が正しければ、これ全員腐女子でアンケートしたら大分違うと思うのです。(モアリポにも「ドラマ等で同性愛的場面が映るとそれを記憶しておいて後で……」というような人はちょこちょこいますが、こういう人は腐女子なんかなあ。微妙)

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と、ここまで書いてちょっと日記には載せにくいなあと思ったので(笑)
こんなに身の下の話にするつもりじゃなかったのに……。自分に分かり易いよう書いていたらこんなんなってしまいました。お客さんに引かれそうなんで(クライアントも読んでるし)ボツ(笑)
でも中身そのものはそう見当はずれなことは言っていない気がします。
アンケート、本気で取ってみたいが「取ってどうする」という冷静な心の天使の声を聞き入れました。

アンケート、とってみたい…!!
腐女子だけでなくて、男性にも。
私は両方いけますね、しかし。両方それなりに楽しめる。自分気分の時と、それ以外気分の時とある。それ以外の時は「なんか安定してる感じ」ですが、自分気分の時は「高低差が激しい」かもしれない。何言ってんだか自分でもよくわかりませんが。あ、でも、自分気分の時とそれ以外気分の時って、かなり自分自身の心理的状況に明確な差があるかもしれないなあ。使い分けているというか。

海外事情にあまり詳しくない私は、mary sueに関する記述も大変参考になりました。
リンク先のmary sueFAQによれば、

Mary-Sueとは、2次創作(訳注:原文ではfan fictionと呼んでいる)の中に登場する、物語の中でどのレギュラーキャラよりも出番が多い作者のオリジナルキャラを総称した言葉です。Mary-Sueは美しく、とても知的で、勇敢で、力強く英雄的です。自分であらゆることをやってのけるため、既存のキャラの出番を奪い、結果として既存のキャラから非常に好かれるようになります。名前に反して必ずしも女性でないことがありますが、普通は女性です。

これ、私のダメなタイプだー(笑)
しかし、説明を追って読んでいくと、やはり日本のドリとは、重なる部分もありますがそうでないところもありますね。読んでみないとわからないけど、うん、ちょっと違うような。そうでない人もたくさんいる、というか。

Mary-Sueとは作者の分身なので、世界に自分のすばらしさを見せようとするのは当然のことです。

7)どうして書いちゃいけないの??

書いてはいけないということはありません。そんな法律もありませんし。しかしその前に自問しましょう。「公平な読者がこれを読んで、自分と同じようにこのキャラを気に入ってくれるだろうか?」と。答えがノーであったとしても、そのまま書き進めていっこうにかまいません。あなたの物語にはよいキャラが残るでしょう。ただし、あなたが読みたいものと読者が読みたいものが同じとは限りません。フレームを覚悟しておきましょう。また、批判を受けてもあまり深刻に受け取らないことです。突き詰めれば、あなたと大勢の読者は別の人格なのですから。