かわいそうな心根の持ち主なんだよね


えーと
もう本当に、なかったことにしたいというか見なかったことにしたいというか、正直記憶から抹消したいくらいなんですけど。

新宿の山下書店で「おおきく振りかぶって」に付けられている激痛POP。
(それについての今までの記事はこの辺)
 http://d.hatena.ne.jp/emifuwa/20040731
 http://d.hatena.ne.jp/emifuwa/20040802#p3


なんだかんだ言って私、実物見てないしねーとあまり言及するのはよそうと思っていたのですが…

実物のPOPの文面を暗記して(すいません汚らわしいことさせてしまって)、お伝えしてくださった方がいらっしゃいましたので、本当に皆さんには不快なものをお見せするかと思いますが、こういう代物だったそうです(いただいたメールを引用させていただきます)

01がBLコーナーのポップ、02が新刊コーナーのものです。

01
腐女子萌え度120%強!のマンガ
(ただ今講談社公認リサーチ中)
当店の耽美エリアの常連のお姉様(複数)から
『なぜあの漫画が置いてないのか!』と
おしかりを受けました
かなり、クルらしいです。「おおきく振りかぶって
堂々入荷!です」

02
「これ、キてます
連載はアフタヌーンですが
当店では耽美(BL)コーナーから発信!
サッカーで言うと
キャプ翼より笛って感じです
ミスフルとはちょっと違う萌えですが
やー野球もイイですねーーーー
ドキドキです!!」

(文中の「笛」(「ホイッスル!」のこと)などの同人用語は、省略でなく実際にPOPに笛と書かれていたのだそうです)

もうね、あれですわ。コメントとか、したくもないっていうか。

販売する、接客する、ということは
売る側がどう思っていようと、どんな状況にあろうと、客には関係ないのです。
どんな高邁な思想を持って売っていても、客が「この店不親切」だと感じれば、それでその店の評価は決定されます。
末端の一店員がしたことでも、客は「ここってこういうところなんだ」という判断を下すのです。
どんなに優秀で誠実な店員が百人いても、一人が愚かなことをすれば、客はそこだけを見て「山下書店というのは、同人誌専門店やオタ御用達の店でもない、駅ビルの中の大型書店で一般客も大勢来るというのに、こういう品性のないPOPで販促をすることを何とも思わない、そういう認識の書店なのだな」と思うのです。それが当然です。

でも、「おおきく振りかぶって」を読み返せば、こんなふざけたPOPも
まったく問題にならない、取るに足らない代物に思えます。
それだけが救いです。


(あと、このブログを見て「おお振り買いました、読みました、面白かった!」とお伝えしてくださる方が何人かいらっしゃって、とても嬉しいです!)