腐男子さんといっしょ

なんと!「腐男子の書斎から」 のflageさんとオフ!という貴重な時間を持つことが出来ましたー!!

切っ掛けは「愛・生活手帖」のid:mikaki_mollyさんがflageさんと私の共通の友人であった、というところから。彼女を介して「オフとかできるといいですね!」という話になり、しかしこういう話は早急に具体的にしないと流れてしまうであろうという危惧から、都合がついた隙にガツンと実行してしまうことに。急な誘いに応じてくださったflageさん(このハンドルの読み方もご本人にお聞きして初めて知りました)、本当にどうもありがとうございました!

メンツはflageさん、モリイさん、私の3名。初対面で間がもたなくとも、モリイさんの熱いもえトークさえあれば、私らは耳を傾けているだけでも楽しいに違いないと思いましたので。
内容はほんと、とりとめのない雑談に終始したのですが、楽しかったです!

モリイさんから「flageさんは紳士的な好男子」とお聞きしていたのですが、まさにその通りな方でした。
以前私がここで、周囲の腐女子たちの腐男子への印象などを聞いて羅列したエントリがあったのですが(http://d.hatena.ne.jp/emifuwa/20041022http://d.hatena.ne.jp/emifuwa/20041023)他の友人には「イヤではないけど、一緒に萌え語りはしにくい。つか出来ない」という意見もありました。

例えばまあなんでもいいんですけど、カップリング話とかもえ話妄想話をする時に、セックスがらみの話がどうしても出て来るわけですね。で、女同士だと躊躇なくあからさまな話題も出来ますが、これが男女だと、やっぱりこう、微妙になってくる部分があるわけで。特に初対面だと、男女に関わらず「この人はそういうネタ(下ネタ、エロネタ)を振っても大丈夫な人か?」という見極めが必要になりますし。
flageさん(男)emifuwa(女)モリイさん(女)の三人でもえ会話をした時に、その手のネタって「男、女、どっちから振っても、『これってセクハラかも?』という風に思ってしまうよね」てな話題に。
その時に、flageさんが「でも、男とか女とかいう以前に、友達じゃないですか(→だから、話題としてそういうネタを語り合うこともできると思う)」というようなことをおっしゃってですね、ええと上手くニュアンスが伝えられないんですが…
こういう台詞をちゃんと正面から発言出来て、しかもそれが嘘くさくないというか、単に言ってるだけじゃないというか、聞く者の耳に誠実に響くというのは、この人はとてもいい人なんだなあ!と思いまして、大変好感を持ちましたemifuwaさんです。

さてどんな話をしたかっつうと…「どういうのが好きですか?」「これはアリですか?」「それはちょっと…」「私はアリ!アリだよね!」「私もそれはちょっと…」「これはどうですか?」「アリです!」「わかるー!」とかそんな…そんなんです。
私らはどちらかというとややイバラ好み(王道でないカップリングを好む)のですが、flageさんはかなり王道好み。オバっぽく「まだ若いからね〜。もう少しするときっと変わって来ますよ」とか言うemifuwaさん。
基本的にflageさんと好みは(受け攻めが)真逆っぽいんですが、

モリイ「オヤジ好きですか?」
flage「好きです!」
モリイ「えと、それは、攻めで?」
flage「受けです!(断言)」

三 人 の 心 が 一 つ に な っ た!


「例えば普通にジャンプなどを読んでいる時、ナチュラルに誰が受け攻めとか考えますか?」→「考えます」
力強く断言され心強い私。ちなみに、私はどちらかというと受けを中心に考えることが多い(●●というキャラが好き→●●はとても愛らしいので△△も好きになって当たり前→△△×●●成立)のですが、flageさんは攻めを中心に考えることが多いらしいです。エドガーカッコイイ→攻め決定 カカシ先生カッコイイ→攻め決定など。
「パラレル妄想はしますか?」→「しません」とか。これ最近私とモリイさんの間で話題にしてたんですけど、パラレル妄想をすごく積極的にする人と、思いつけばする人と、全然しない人っていますよね。この差はなんなんだろう?原作でやったりすることもあるしなあ(単行本のおまけ書き下ろしとか)有名なのはやじきたとかですか?ちなみに私は「思いつけばするけど基本的にあまりしない」です。
モリイさんが「ハチクロがジャンプで連載してたら絶対王道は森田兄弟カプだと思う!」(違うと思います笑)とおっしゃるので、「でも森田兄弟もえるよね!私ははじめのいっぽの鷹村兄弟もえ−!ロクデナシだけど才能のある弟とエリート兄もえ!!」とかゆってたんですが、flageさんは兄弟はもえないそうです…ちぇっ。「いや、くっつけるとかでなく!もうなんか、それ自体が!バイオレンス弟とエリート兄!駄目ですか!」必死なemifuwa。そんなに鷹村兄弟好きか。攻めとか受けとか、そういうんじゃないんです!!
flageさんは御自身のブログで「全寮制男子校 △ 自分が男だからかな〜。こういうのにはあまり萌えないです」(http://ameblo.jp/fudanshi/entry-10004972210.html)とおっしゃってましたし、どちらかと言えば身近な話よりも、現実味の薄いファンタジー設定の話の方がもえやすいとか(FFとかナルトとかそうですね)。

あと、TVチャンピオン腐女子王選手権があるかもしれないという噂に関して、「誰が出るんだ…」「問題はどうやって作るのか」そして、アキバ王選手権の問題に関する疑問。メイドカフェのメニュー知ってりゃアキバ王なんですか?とかそういう話をしつつ。腐女子王選手権の問題も、全てオールラウンドに詳しい人もいるだろうけど、二次創作オンリーでオリジナルのボーイズラブ作品全然読まない(私もそうです)ていう人はかなり多いだろうし。BL問題出されても1ミリもわからないしなあ。第一、腐女子って二次創作もえ(原作があって、その中でカップリングを作ってしまう)の人を指すんだと思ってました。だとしたら、そういう問題を作るのは番組的に結構難しいのでは。

たぶんflageさんは私たちよりもオリジナルのボーイズラブ作品を読んでいらっしゃるので、好みをいろいろ尋ねてみました。

モリイ「傾向としてはどういうのが好きですか?」
flage「リーマンですね」
モリイ・emifuwa「リーマン!!!」
(注:サラリーマンの略。スーツを着て仕事をするような職についた男同士のカップリング作品の総称。…たぶん)
モリイ「え、全寮制男子校は駄目だけどリーマンはいいの?flageくん、だって、自分、リーマンだよね?」
flage「そうなんですけど…(間)どうしてなんだろう…でも、いいんですよ」
emifuwa「いいですよね、やっぱり高校生くらいだと若さゆえの過ち的な所あるけど、大人になってからだとしがらみなんかがあって葛藤するあたりが!」
モリイ「同僚、とか?」
flage「同僚、そうですね」
emifuwa「あ、社長と部下とかじゃなくて。主従関係じゃないんだ」
flage「はい」
emifuwa「違う部署でー、たまに同じ仕事したりとか」
flage「そうですね、プロジェクトリーダーとか…」
モリイ「プロジェクトリーダー!!」
emifuwa「なんかカッコイイ!!」

あとハチクロについて熱く語り合ったりとかした。モリイさんが「コーラスに移るんならもっと衝撃的な展開になっていいはず!」とか、以下とてもファンの人には聞かせられないような話に。丸の内のバーレストランで、はぐの乳首がどうとか何話してんだ。周囲にファンがいなかったことを祈ります。

flageさんは何度かコミケットにサークル参加されているのですが、「本を作るのが本当に楽しい」とおっしゃっていました。楽しいよなあ!自分の好きなものの本作って、本買いに来てくれる人がいて、あれ本当に楽しいんだよ!今年の冬の当落はまだですが、flageさん、スペースとれるといいですね!きっと取れますよ!
私?私は…
夏に、申込書買うの、忘れまし、た!!


そんな感じで三時間、いろいろとアホな雑談楽しんで参りました!やはり初めてだとまだまだ遠慮がありますので、また何かの機会に是非!もっと突っ込んだ腐話題で盛り上がりましょう!

腐女子向けメガネ喫茶は成立するか

オフの時にした話題なんですが、ちょっと独立させてこっちに。

メイド喫茶がありならメガネ喫茶とかもありか?という話になったんですが、問題点が多々あります。
まず、

メイド喫茶のように、安価で男子を雇うのが難しい。メイドの格好をして働きたい、という女子のように「メガネをかけて(コスプレして)働きたい!」と考える、ある程度イケメン男子(清潔感あって接客もまともに出来る)がどの程度いるか。
・女性客は味や内装にうるさい。雰囲気が大事。そこを削ると絶対客は寄り付かない。一度行っても二度と来ないし、口コミで「あそこはまずい」とか広がる。財布のヒモも、一旦ハマってしまえばゆるいがそれまでは締まってるし。
・結局、商売として成り立たない→どっかの企業がイベントで期間限定でやるならアリかも。採算度外視で。

あとこれは私の個人的な意見かもしれませんけど、王立アフィリアみたいなコンセプトを打ち出した女性向けのカフェが仮にあったとしても、「王立って言われてもなあ(笑)」「魔法学院の生徒って言われても(笑)」的なことがどうしても浮かぶわけで。
例えば、老舗のブランドのショップに買い物に行って、接客のプロ!この道何年!みたいなベテランの販売員さんに接客してもらって、スーツでメガネでカッコイイ!!→ももももももえーーーーー!!とかなることはあっても、この道何年の執事…っていう設定です。そういうコスプレしてそれっぽい接客します。っていう人にはもえらんないんですよ。設定ですって言われても!!それ違うもん!本物じゃないじゃん!
NHKのドキュメント番組なんかで職人さんの技術やこだわり、表情なんかを映してるの見ると「カッコイイなあ…」って思うけど、それはその人の職人としての人生が裏にあるから、それが表に滲み出ているから「いい!」んであって、「職人ていう設定です!」っつってそれっぽい格好されても、違う、よねー。
俳優さんが映画やドラマで役柄を演じる時は、そのために一生懸命勉強したり、悩んだりするわけです。だから結果出来たものにもえることができる…こともあるけど、あまりにも下手だったり、あまりにも説得力のないキャスティングだとしらけちゃうでしょう。それと同じ。メガネ喫茶として成立させることが出来るほどレベルの高い男子を集めるだけの人件費が確保できるとはとても思えない。男も女も、異性の容貌に関してはシビアですから。

私が仮にもえるとしたら、ぜんぜんそういうコンセプトもなんもない、普通の喫茶店に勤めている人の方がずっとずっともえられます。「喫茶店に勤めている人」っていう設定で。それは本物だから。
んだから、コンセプトカフェ(テーマカフェつうの?)でも、「本当に学校に何年勤めてました」「本当に職人の修行を何年してて、店も出しました」とかそういう人を集めてきてたら…もえてしまうかもわからんな!っておい。
それか、「ナントカ魔法学院とかいうアホなコンセプトカフェに変な横文字ネームつけられて勤めている山田さん」とか、そういう部分でもえる。あ、それいいなあ!

ていうか、私はメガネ喫茶に多くを求め過ぎ?真剣すぎ?みんなもっと気楽に消費するのかしら。頭が固いのかしら。だって、王立アフィリアは「何度も行ってお金を落としてください!」システムでしょ?腐女子向けっつんなら萌えろっつことでしょ?カップリング作ってください!てなもんでしょ?だったらピンハマりじゃなくて少なくとも二人はハマれる店員がいないといけないわけだし。あと自分が店員さんにハマったらカップリング成立しないよね。そうしたら普通のホストクラブとおんなじだよな。ホストクラブにカップリング作りに行く腐女子もいないだろう…し(いないと言い切れないあたり)。

本物だからこそいいんだ!ということに関して、こちらで「こんな本屋さんの店員がいい」というお話が。
http://d.hatena.ne.jp/platero/20051018/p1

やっぱさあ〜本屋には小神経質そうな眼鏡の男の人が必要なわけよ!
(その点において私はFさんを高く評価してました。私信)
あ、学生のバイトさんとか20代前半な感じの方は、いくら小神経質と眼鏡をクリアしててもだめなんだよなあ。あとおしゃれ系眼鏡は許さないから。プライベートならおしゃれ系眼鏡のが好きだけど、本屋でおしゃれ系眼鏡は、なんかこう本屋道を間違えていると思う。あーあとあと、指が白いと更に良いよう〜そんでたま〜に指先とかが切れてるの。ああっ本とか雑誌で切ってしまったのね!!とか思うとすげええ萌える!
これにプラス愛想がいいタイプと愛想がないタイプと二人いると更にポイントアップなんだけど、そこまでは今のところ見つけてないんですが、東京ならそんな夢のような本屋も夢じゃないかなあ…いや本当そんな夢の本屋あったら教えて欲しい。行く。

女性店員さんは、真面目そうなは同じなんですけど、ちょっとずぼらそうな人が担当した方がこうちょいとぬけたような棚になって面白そうなんだよなあ。

普通の品揃えからいえば駅ビルの本屋でいいのですけど、この小神経質で眼鏡な男性店員さんとちょぅっとずぼらそうで真面目な女性店員(眼鏡だと更にポイントアップ!アップ!てかすごい動揺する私。何それ私に10冊以上買えって言ってるの!?とか思う。さもなければそこでプッシュされているものを購入する!断じてする!)さんがいない事によって、極力買わないでひいきの本屋に貢ようにしています。

あのたぶん、こちらの記事の主旨とは外れた引用ですいません!でも「指が白いと更に良いよう〜そんでたま〜に指先とかが切れてるの。ああっ本とか雑誌で切ってしまったのね!!とか思うとすげええ萌える!」のあたりに、カップリングとか腐女子とかいう以前に「もえ魂」(もえだましいと読む)を感じ取ったので!!
それに「女性店員さんは、真面目そうなは同じなんですけど、ちょっとずぼらそうな人が担当した方がこうちょいとぬけたような棚になって面白そうなんだよなあ」のあたりにも。やっぱりこれって、「実際に本屋さんの店員」でないと成立し得ないじゃないですか。

あとこれ以前に自分とこで紹介した話題ですが…
友人(腐女子)が友達と一緒に酒づくりにハマっていて、蔵に顔を出したりしているそうなのだけど
そこの社長と杜氏萌えで大いに盛り上がったりしているらしい。

「社長」でかい、丸い。人柄見るからに良さそう。
お酒を売りたいだけじゃなくてみんなに好きになってほしい!という熱意が溢れまくっている。饒舌。うちの杜氏は優秀だとことあるごとに自慢してる。40代くらい。
杜氏」小柄、がっちり、めがね。うちの社長は酒の味がわかっていないと思ってる。人づきあい苦手、口下手。奥さんと上手くいっていない。30ちょっと。

ギャアアアアア!!
「うちの杜氏は優秀だとことあるごとに自慢してる」!!!
「うちの社長は酒の味がわかっていないと思っている」!!!!!
そそそそっそそそれなんてBL?

しかも

杜氏の方が)ちょっと酔うと愚痴るのよね。「うちの社長はほんまに味分かってんのかな」とか。
でも社長はお酒の営業とかで杜氏連れてお店回るのね。で、口べた杜氏はろくなこと言えず、内心落ち込みつつつれてくる社長が悪いとか思ったり。

ハア…すばらしい…すばらしい…ありがとう!!もえをありがとう!!
これね!実話ですから!実際に杜氏さん愚痴ってるんですから!!ハアすばらしい!ハアかけがえがない!


「もえる!」という気持ちは、用意されたものではなく、もともとそこにあるものにもえれる各自の妄想力が最も大事だと思います。そういう人の妄想を拝聴するのが、私はとても好きです!!




追記:
でもあれですね。メガネってもえに本当に重要なパーツなんですね…わたしは「メガネだからもえる」っていうのはないんですが、その実力を再確認した思いです…