不器用な素人が年末にペパクラ作ってみた
さて、今まで散々KUBさんの作ったペパクラを紹介したり、写真撮ってハアハアしたりしておりました私なのですが…
実は今まで一度もペパクラを自分で作ったことがないって言う…!!
だ、だって不器用なんだもの!器用じゃないんだもの!!><
工作とか、もう小学生の頃から「思いだけは熱いけど、細部を丁寧に作ることが出来ない&せっかち&仕上げが雑」で数知れない失敗を繰り返してきた…!!
それに、KUBさんが作ってくれた美しい完成品が手元にあるのに、なんでわざわざ粗忽な自分が作り上げる意味があるのかいや無い、的な言い訳を日々呟いていましたが…
年の瀬も押し迫った今日この頃、やはり一回はチャレンジしてみるべきではないか(今さらすぎ)と唐突に思いまして、突然作ってみたよ!ペパクラ!!
作るのは鷲巣さまの小さいペパクラ。全長は約10センチ。
●準備するもの
ペパクラのプリントされた紙、木工用ボンド(¥140くらい)、つまようじ数本、カッター、はさみなど
あと、指先にボンドがつくのでおしぼりがあると良い(紙を濡らさないよう注意)
私はセメダインの木工用ボンドを使用しました。ペパクラを作り慣れている人は「速乾」という奴をおすすめのようですが、私はとても無理なので、普通のやつです…
あと、水のりは印刷のインクがにじんでしまうので、おすすめしないそうです。
あともう1個、必須なもの。
鉄筆…!(折り目をつける部分に筋をつけ、綺麗な折り目をつけやすくするのに使う)なんて持ってる人はそんなにいないと思うので、「インクが出なくなったボールペン」があるとすっごくいいです。
のりしろと印刷部分の境目にこれで筋をつける。パーツが小さいので、無いと作業が本当に辛くなる。
で、実際の作業に移っていきます!
1.ペパクラのプリントされた用紙を準備する
ネットで入手できるものならダウンロードしてきます。カラープリンターが無ければ、セブンイレブンのネットプリントを利用できます(今回私もこれを使いました)。プリントした紙はそのまま切って使用できます。カラーA4サイズ一枚¥60。
この時できれば二枚プリントしておいて、作業する時手元にもう一枚あると、のり付け番号の確認などしやすいです。パーツ失敗してもやり直せるし。
私はパソコンにデータを表示させてたまに確認したりしました。
2.手を洗う
漫画を描く人ならわかると思うけど、手には脂がついています。紙が汚れるので石けんで手を洗ってから作業を始めましょう。
3.パーツを切り出す
まずはさみで大まかに切ってから、パーツを切り出します。
つい一度に全部のパーツを切ってしまいたくなりますが、なくしやすいし何がなんだかわからなくなるので、パーツ1個切っては作り切っては作りしていった方がいいようです。
追記:いくつか作ってみると、切り取るより先に下の「4」の手順・筋をつける…方が作業しやすい気がしました。順序は「鉄筆で筋をつける→パーツ切り取り」をおすすめします。
机の上に古雑誌を置いてその上で作業しました。使ったのは長年使っていたトーンカッター(最近はまるで出番がない…)。
作業の難度を心配していましたが、中学生の頃からトーン貼りなどという作業に打ち興じていた自分には、丁寧にやればほぼ問題なかったです。トーン貼りに慣れた人なら楽勝です。
ただし、普通のカッターでやれる気はあんまりしない…最近ではダイソーでもデザインカッターを売っているそうなので、そちらの購入をおすすめします。
4.のりしろ部分と印刷部分の境目に筋をつける
ここで鉄筆(という名の出なくなったボールペン)の出番。のりしろと印刷部分の境目、折り目がつくところに筋を入れていき、軽く折っておきます。
ちなみに下のボディと腕の写真の、手の先っちょがなんか赤くなってるのは、三色ボールペンの黒が出ないものを鉄筆として使ってたのに、間違えて赤のとこを出したまま線引いちゃったから(笑)
5.のりしろを貼り合わせる
要らない紙の上にボンドを少し出し、つまようじの先にボンドを付けて、小さなのりしろに塗り、貼り合わせていきます。
KUBさんが製作実況してた時のログを見ながら作っていたので、同じように最初顔から作ろうと思ったんだけど、人形は顔が命。初めて作るのに失敗したら目も当てられない…ということで、手足パーツから先にのり付けに着手することにしました。後から考えるとこの判断、本当に正しかった。
最初ののり付けで、(失敗したら嫌なので)すごく時間がかかった…!!
「こうなって…!こうなるんだよな…?」とかためつすがめつしながらおっかなびっくり作ります。
腕が一本出来た!(^^)
一度作ると、あとは要領を覚えてなんとかサクサクやっていける(ような気がする)。
腕→靴→脚→ボディ(途中まで)→顔の順番に貼り合わせていきます。
何が難しいって、「どの順番で貼り合わせていくか」かもしれない…(*たぶん慣れるとむずかしいのはここじゃなくなるんだろうけど)
パーツ小さいので、この腕一本作るにしても、あんまり考えずにパッパと貼っていっちゃうと、違う部分の作業がやりにくくなったりするんですよ(*不器用だからかも)。
一番難しいのは、パーツを完全に閉じる時(この腕なら最後ののりしろを貼る時)。つまようじを隙間から差し込みながら、なんとか貼り合わせようとするんだけど、うまくはっついてくれなかったり。その辺が苦労しました。
でもその試行錯誤の過程が実に楽しい。不器用だけど楽しい。
ボディに腕がついた状態。それっぽい…!!!
実際にこうして、紙が立体になる瞬間、「おお!」って感動します。紙なのに…!!
「こことここがくっつくとこうなるのか…!!うまく出来てる!!」といちいち驚嘆。これは是非皆さんにも味わっていただきたい!
ペパクラって結構丈夫で、意外に全然壊れないんですけど、自分で作ってみてその理由がちょっとわかった気がした。
のりしろが細かく何重にも貼り合わされる(パーツ小さいので必然的にそうなる)ので、強固なんですよね。
セロテープで貼ってもいいじゃん!と思われるかもしれませんが、そうするとたぶんそのうちテープが劣化して、そこだけ黄色くなったりしそうな予感。
あと、光を当てて撮影する時、色の薄い部分はテープが透けるかも。
そして遂に!!!
でーきーたーーーーー!!!!
笑顔!!鷲巣さまの全開笑顔!!!
KUBさんのオリジナルのデータはこういう顔ではないのですが、どうしても鷲巣さまの全開笑顔ペパクラが欲しかったので、展開図のデータの顔の部分だけ、ちょこっとPhotoshopで書き換えたのでした。
まあ正直そのためだけに自分でペパクラ作ろうと思い立ったよね。
はああカワイイよ鷲巣さまカワイイ!!
…でも
はっきり言って出来は悪いです><
見てくれこのガッタガタに歪んだバランス&仕上がりの雑さ…!
ところどころデッサン狂ってるし、写真だと良く見えないと思いますが近くで見るとほんと細部が雑で汚い。
KUBさんの作ったやつと並べると、
・なんか頭がボコボコしてる(無駄な凹凸で薄い影が出来てる)
・関節部分などの白い筋が異常に目立つ
・同じデータのはずなのに何で頭がデカイようにしか見えないの
などの瑕疵がわかりやすいかと思います…
でも…!!
カワイイ!!あーかわいい!また家に嫁増えたー!!ようこそ!ようこそ!!
びっくりするぐらい、毎日この笑顔鷲巣さま眺めてはニヤニヤしてますわ(素)。
ポーズが歪んでるのも、躍動感だよね!(ポジティブシンキン
もちろん、即座に集合写真も撮ってみたよ。
神域と鷲巣さまと市川さんと利根川先生!
鷲巣さまかわいいなあかわいいなあ、きっといい配牌なんだろうなあ…!!
さて、思い返してみて、ペパクラを作り上げるのに苦労した部分はというと
・最初の腕一本(慣れると後はそんなでもない)
・各パーツの最後ののりしろの貼り合わせ(つまようじがないと生きていけない)
・特にボディーのおなかのところ(出来上がったものを見ると、かなりひどい)
・脚、首の接着(結局脚はアロンアルファ、首は両面テープを使った)
あと、組み上げていくと、ほんのわずかなのりしろの重ね具合でバランスが崩れる…!!特に顔はアホみたいに丁寧に作ったのに、まだ悔いが残る…!!!今度こそ…今度こそ!!
…というわけで、今更ながらすっかりペパクラ製作にハマってしまいました。
元旦は、一日家にこもって、またペパクラ作りたいと思います。
皆様も、手持ち無沙汰なお正月休みに、ペパクラ作ってみるのはどうでしょうか…!!!
●ペパクラKUB
KUBさんの福本ペパクラのデータがいくつかダウンロード出来ます。神域とか工員アカギとかありますよ!お宅の神棚に飾るのにどうぞ。
●もう少し簡単なものなら、先日紹介したテイルズオブジアビスのミュウのペパクラは、かなり初心者向けの簡単な作りだそうです。
みんなも作ってくれ…そして私に見せてくれ…!!!
楽しいよ!!ペパクラ作り!!