テレフォン捏造ショッキング

福本作品はとても好きなんですが、二次創作を自分でやるのはどうも難しすぎる気がして着手できません。
タモぼさが最ももえるっ…!と語っていたら「じゃあタモぼさ書いたらいいじゃない」「書けるかっ…!んなもんっ…!しげる視点とか難しすぎるし(福本作品中でもしげる視点の部分ってすごく少ないのでしげる視点は難しい)タモさん視点とかもっと書けるわけがねえっ…!」

とかゆってたんですが…
いいともを見ただけでもえれる体になってしまったので、ちょっと捏造してみました。


タモぼさにもえない人は読まないでください。つまりほとんどの人は読まないでください。面白くないから。タモぼさを愛する者のみ読めっ…!!(片手の指くらいの人数)
(前回チャットに参加していただいた方、いくつかネタを使わせていただきました。ありがとうございます!)


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(テレフォンショッキングのイントロが流れる)


「こんにちは」
「(こんにちは!)」
「今日はいい天気ですねえ」
「(そうですね!!!)」
「(笑)元気いいねえ…でも大阪は雨らしいですよ」
「(そうですね!!!)」
「よく知ってるねえ。
 では、ええー、昨日の平井銀二さんからのご紹か 」
「(キャーーーーーーー!!!!)」
「(笑)はやいって。赤木しげるさんです、どうぞ」


しげる登場)


「(キャーーーーーーーーーー!!!!!!!)(しげるー!!)」
「(客席をまったく見ずに)おう」
「あれ、髪切った?」
「あー…切って、伸びた…頭割られそうになって、入院してた」
「また(笑)相変わらずだねえ…」
「(紙袋を差し出して)これ」
「おっ、何ですか」
「借りてた本」
「(客席笑)」
「(笑)お土産じゃないんだ(笑)ああ、これねえ…どうだった?」
「うん、まあ…感想はまたあとでゆっくりするよ」
「(笑)トークのしがいのない人だねえ(笑)」
 

「花、いっぱい来てますよ…ええと…川田組?」
「ああ、昔ちょっとだけ代打ちで打ったことがあってなあ…組長は死んだんだが息子が未だに寄ってきやがんだ。こりゃあまあ、デッカいの送って来たねえ…」
「ほーう(慣れているのでスルー)」


(椅子の方に移動して着席)


「えー、平井さんからのメッセージ『例の件の顛末は聞きました。頭の傷は大丈夫ですか?危ない橋を渡るのもほどほどにしてください』」
「ケっ、人のこと言えるか」
「『それと、赤木さんの好きそうな話があるので、忘れずに連絡をください。平井銀二』」
「結局てめえの儲け話かよ。相変わらずトッポい野郎だぜ(ニヤニヤ)」
「平井さんとは、仲がいいんですか」
「いや…2度ばっかり、仕事を持ちかけられただけだな」
「昨日の放送見てた?」
「見てねえ」
「やっぱり(笑)平井さん、『私は赤木さんの大ファンなんですよ』って言ってましたよ」
「よく言うぜ…(呆れた顔で)悪党が」


「(しげるをまじまじと見て)それにしても、相変わらずほっそいね〜」
「(客席/ほそーい!!)」
「(しげる無言)」
「何食って生きてんの?ちゃんと食べてる?」
「食ってるよ」
「今朝なに食べた?」
「今朝? …今日は何も食べてねえな」
「ちゃんと食べてないじゃない!」
「(しげる少し笑う)」
「昨日の夜は何食べたの?」
「…(思い出してる) 定食屋で…豆腐と、菜っ葉と…魚」
「粗食だねえ!!もっと旨いもん、いくらでも食べられるでしょうに」
「(笑)おまえが食わしてくれよ」
「ああ、…来る?」
「うん」
「今日寄ってく?」
「おまえが良ければな」
「ああ、そう」
「(客席微妙な空気)」
「ええと…何が食べたい?」
「うまいもん」
「(笑)俺の作るもんはね、何でもうまいの!(笑)」
「知ってる」
「ねえ!(笑)、ああっと、魚が好きなんだよね。いま家にはいいのがないからね、ちょっと買い出しに行ってこないと…」
「量はいらねえけどな」
「あんた食べないからねえ〜〜。ちょっとつついちゃあー酒のんで」
「(笑)
 オレぁさ、おまえの作ってんのを眺めてんのが好きなんだよ」
「えっ!(タモさん驚いた振り)口説いてんの?」
「フフフ…」
「(客席とっても微妙な空気)」
「おまえがさ、そりゃあ真剣に、なんか調味料振ったり、下ごしらえしてんのをさ、見てんのが面白いわけ」
「あんた、俺が料理してると邪魔しに来るもんね」
「邪魔だったかな」
「気が散るんだよ!(笑)」
「あの程度で気が散るようじゃ、まだまだだな…」
「うるさいよ!(笑)俺は一人で料理に没頭してたいの!!」
「没頭してるおまえを見てんのが面白えんじゃねえか」
「部屋で待ってなさいよ!(笑)おとなしく!」
「それじゃあおまえのメシ食う意味がねえだろうが」
「(笑)ワ ガ マ マだねえ〜〜ほんと」
「(笑)」
「好き勝手に生きてるよねえ…あのねえ、あんたはあんまり食べないから、作り甲斐がないんだよねえ…」
「そんなもんかな」
「そりゃあそうでしょう。作る方からすれば」
「そうか。
 …じゃあ今日はもうちょっと、食うよ」
「おお(笑)食ってください」
「ああ(笑)約束する」
「(意味もなく握手する二人)」
「いったんCMです」
(音楽、客席拍手)


「ではお友達を…」
えええええええええええええええええええええええええ
「(笑)」
「(やだー!!)」
「(しげるスルー)なんか初めてらしいんだけど、…伊藤開司」
「(おおおおおおおおおおおおお!)」
「おお、カイジくん。いま、人気あるんだよねえ」
「らしいな」
「彼は今…大丈夫なの?(笑)」
「一応、電話の通じるところにはいるらしい。携帯持ってねえっつうから、代理のもんの番号渡されたけどな」
「おおおお(笑)さすが、裏切らないねええ(笑)」


カイジの写真がモニタに映る)


「なんかまた傷が増えてない?」
「懲りねえ賭博狂いだからな…どっかでこさえてきたんだろ」


(電話中)


「赤木さんは、カイジくんと麻雀打ったりするの」
「いやあ、あいつはちょっと特殊な才能の持ち主なんでな…普段はてんでヘボよ。話にならねえ。ギリギリまで絞ってやらねえと」
「追い詰めたことある?」
「若え頃ならともかく、今は体がもたねえや。…まあ、一度死ぬほど追い詰められたカイジと、打ってみたら面白いかもしれねえな」


「伊藤カイジさまでいらっしゃいますでしょうか」
「はい…」
「少々お待ちくださいませ」
「なんか元気なさそうだねえ(笑)」


「おう」
「赤木さああああん(ぶわわっ)」
「おまえ、今どこにいんだ」
「それは…(声をひそめて)新宿、の、あたり…」
「勝負の真っ最中か」
「…(鼻をすする音)」
「おい、おい、ヘナヘナしてんじゃねえよ…明日、来れんのか?」
「タイムリミットは…あと12時間…」
「上等だ。出て来いや」
「…っ!」
タモリにかわるぞ」
「待っ!…あかぎさ…」
「どうも、はじめましてタモリです…」
「ああ…どうも…」
「お取り込み中のところ大変申し訳ありませんが、明日…大丈夫ですか?」
「(キッ)…出ますっ…必ずっ!勝ってみせるっ!」
「それじゃ、明日来てくれるかなー?」
「いいともっ…!!」


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このあと、夜にタモさんとこでメシ食ったしげるは「ちょっと野暮用で」と早々タモリ宅をあとにします。
平井銀二のところに電話して、大博打の仕事を請け負う代わりに、カイジの現在の居場所を聞き出します。
銀二に報酬を前借りし、カイジのところに行くと、タネ銭が尽きそうになってグダグダ状態。銀二に前借りしたお金をゼロハリバートンアタッシュケースごとカイジの前に投げて、「こいつでもうちょっと粘ってみろや」とタバコに火をつけるしげる。「赤木さんっ…!」と大泣きするカイジ


そんでなんとかいつものアレで最終的には大勝利。でもカイジの手元にはぜんぜん残らないという例のパターンで。
お金を直接持って来た銀さんとお供の森田も一緒にそれを眺めています。


銀さんとしげるの会話
「あんたも酔狂だな」「なあに、一度あいつの本気になった姿をナマで見ておきたくってよ…見物料さ。倍になって返ってきたしな」「確かに、あの男は尋常じゃない才能を持っている。だが、もうシャバじゃ人間としてやっていかれない屑だ。ギャンブルという沼に首まで浸りきって、いつかはあの馬鹿みたいな運も尽き、惨めに野垂れ死んでいくだけ…」「似たようなもんさ。オレだって、そうあいつと変わりゃあしない…」「あんたは違うだろう」「同じさ」


ぼろぼろになりつつもなんとか勝って、泣きながら森田にすがりつくカイジ。(*カイジは情に厚いやつなので、森田はカイジのことが好きです)


「森田くん…ありがとうっ」「いや、お礼は赤木さんに…俺たちは金持って来ただけだし」「森田、そいつに関わるなよ。疫病神だ。塩まけ、塩」「ひでえっ…」「まあ、確かに近いものはあるわな…」「赤木さんっ…(ぶわわわっ)」「カイジさん、これに懲りて、もう真っ当に働いた方がいいですよ…カイジさんのひらめきと突破力があれば、シャバで何やっても成功しますって」「うん、うん、オレ、今度こそ真面目に働くっ…」「やめとけ。それでこいつが真っ当に働くくらいだったら最初からそうやってんだよ。明日になったらケロっとパチンコ通いさ。ジャンキーなんだ。死ぬまで治らねえよ」「(森田汗)」「フフフ…まあ、今日のところは説教もそのくらいにしといてやれや。カイジ、さっさと帰って休め」「はいっ…!赤木さん、このご恩は一生忘れません…(やさしいおじさんっ…)」


「礼には及ばねえよ。おまえがコケたら、タモのやつの番組に、穴が開くだろうが」



タモぼさオチで。


クロスオーバーさせたくなる福本作品。そういうの嫌いな人すいません。