いろんな作家さんたち/私の萌え履歴書
*個人的な好みで「嫌い」「苦手」と言い切っている箇所が多々ありますが、対象作品や作者、キャラを攻撃する意図ではなく、自分の萌えるもの、萌えないもの、受け入れられるものられないもの、またそれに接した年齢などを整理整頓したい意向のものです。ご不快になりましたら申し訳ありません。
******
「峰倉かずやはどうなんですか?」と聞かれました。
よ…よんでない…
ど、どうなんでしょうか峰倉かずやの同人作品や商業作品を読んでいる方(他力本願)
言われてから、そういえばCLAMPとかもいた(いる)なあと思ったが、あの人たちはちょっと特殊だからなあ。描き手と原作が別っていうのも他にないパターンだし。
峰倉かずやは絵が好みでなくて読んでないので、まったく知りません。
順番的にはどの辺に入るんだろう?かなり最近?
CLAMPは…苦手気味。同人作品はまったく読んでおらず、商業作品はいくつか読んではいるんですが、「東京バビロン」がもう壊滅的に私にとってダメでした。あれが物凄い嫌いなので、他は実はそうでもないんですが。「カードキャプターさくら」の一巻を読んだことあるけど、そんなイヤじゃなかったしさくらはかわいかった。
とにかく大川七瀬氏のネームがとてつもなく肌に合わないのです。たまたま東京バビロンが好みに合わなかっただけだよなーと思っていたのですが、ふと立ち読んだ作品、なんだこのムカつくネーム!と思ったら大川氏が原作だったので、やはりダメなんですね…合わない…
絵も…あの肩幅がダメで…創竜伝文庫版の表紙絵になった時は泣きたくなったクチで…ていうか、私の中の美学に合わないファッションなのです!東京バビロンとか特に北都ちゃんの着てるもんとかもう!ああああああ!別に自分がセンスがいいとかいうんじゃ全然じゃなくて、ただ趣味が合わない!助けて!みたいな。おかしいなあ松岡英明は好きだったのに…
いや、他の作品はそんな嫌いじゃなかった(「20面相におねがい!!」とか。聖伝は読んでない)ので、何であの作品だけピンポイントで大嫌いなのかというのはまあ、キャラ、作品の扱っている内容、そういうものが全て相互に作用した結果なのでしょう。
シリアスな話で誰かが偉そうに決め単語に「」カギカッコ付きで結論づけたりするのが説教されてるみたいでイヤだったようです。
特に北都ちゃん。なんでいつも無闇に偉そうなんだ何様だこのアマ?と思ってた。昴流くんは嫌いじゃありませんでした。
何がダメなんだろう?何がムカつくんだろう?CLAMPが好きだという周囲の人には北都ちゃん好き、という人も多かったので、自分がなぜこんなに彼女がダメだったのかは未だにわかるようでわからない。とにかくそん時(高校生ん時)はイヤだった。
当時CLAMPは流行りもので貸してくれる人がいたのと、自分がなぜイヤなのかを探ろうと思って(あと、いろいろ設定が判明したら好きになれたりするんじゃないかと思って)ちゃんと最後まで一応読んだ記憶がある。
今思えば、そこまでしている時点で、なにか「それを嫌い」というのにひっかかるものがあったんだろうけど。
CLAMPはやおいなのだろうか?私にはちょっと判断できません。でもなんとなく、「やおいニュアンス(=男同士)で遊べるけれど作品としてはやおい的でない、が選ぶモチーフやテーマはやおいと近似値」みたいな感じ。わからなーい!
あと、なるしまゆりの同人作品について、こちらで
http://www.mypress.jp/v2_writers/syobou/story/?story_id=373338
お話の一部を紹介していただいたんですが、あの私は現物を読んでないんで文章だけで判断しているわけなんですが、それだけでも十分、十分、
超やおいじゃんこれ(物凄い誉め言葉)
と思いました。
いや、かなり王道っていうか(パターンとか個性的でないという意味ではない)、むしろこれぞやおいじゃーんみたいなアレじゃないですか。ねえ?そうじゃないですか?これも世代によって違うんでしょうか。
わたし的には「やおいー!!」って叫びながら156キロの剛速球ミットにぶち込まれたレベルのやおいですよ。直球そのもの。
飛影は狂ってしまっていて、幽助を殺そうとしている。
とか、
そうして永遠に戦っていたいのだと思う
とか!!もももももうもう!!大太鼓を一晩中叩き狂いたいくらいやおいですよ!
ただあれですね、幽白という原作そのものの特性もあるのかもしれないなあ。
原作自体が、こういう話が実際にあってもおかしくない危うさがあって、それが魅力だったりするわけじゃないですか。富樫的。私も富樫ファンなんですけど。
だから、非腐女子から見たら「自分には抵抗のある恋愛描写や性描写はないし、それでいて原作の魅力であるようなニュアンスも十分に描かれているので納得がいく、理解できる」ものとして、「やおいじゃないから魅力的」という解釈もなし得ると。
でも腐女子から見たら「うおー直球!」みたいな快感があるのではないかと思います。
原作後半から出てきた、普通のジャンプ漫画や少年誌にはありえない「ある意味なにやっちゃっても大丈夫」的な間口の広さが、富樫作品パロディの魅力なのかもしれません。
私は「これはやおい」「これはやおいじゃない」って分類したい!ってわけじゃなくて、
「私はこれはやおいだと思う」「私はこういう理由から、思わない」「私はまさにその理由から、やおいだと思う」「私は理由はわからないけど、とにかくやおいだと思う」
とか、そういう色んな人の色んな考えが知りたいのです。だから、今回ある非腐女子の人との認識の差が明らかになって良かったなーと。
また、別の非腐女子の人には別の意見があるかもしれないし、そう思ったら、わー、ドキドキするじゃないですか!色んな方の「ここが好き!」」ポイント聞けるだけでも楽しい。高河ゆんに関して「克巳と桜にあこがれた!」という人もいれば、「あの二人には馴染めなかった。他キャラ好きだった」という人もいたりして。面白いです。私んとこの記事を御覧になって、ご自身の萌え履歴語りしてくださる皆さん、ありがとうございます!