ボーイズラブの棚に児童文学続報

昨日の話http://d.hatena.ne.jp/emifuwa/20040728#p3の続き。

あえて名前を出しますが、新宿の山下書店には
「明らかに狙った形で、ボーイズラブの場所に『おお振り』が置いてある。POPまでつけてある」
という話を耳にしました。


そりゃ、中にはそれをきっかけにおお振りを手に取る人もいるでしょう。
それで本屋に感謝したりすることもあるでしょう。
ですが、本サイトの日記で昨日の話をしたところ、ウェブ拍手コメントで
「イヤですね…」「へこみますね」
「『おお振り』を実際そういう風に置いていた本屋さんがあって、正直へこみました」
という言葉をいただきました。(たぶん全員女性で、腐女子属性)
実際そのPOPや展開の仕方を見ていないので、何とも言いがたいところがありますが
書店側がなんと言おうと、
腐女子であっても、そのような扱いに非常に不快になる人間は少なからず存在するのだということを表明しておきたいと思います。
少なくとも私は、新宿の山下書店では本を買うまいと決めました。


男性のおお振りファンが見たら不快になるだろう、とか思わないんでしょうか?
ボーイズラブの是非はともかく、男性はかなり多くの方がやおい的思考を受け入れがたいと思うのですが。


まだおお振りにハマりたての頃、感想を見てまわっていて、どこだったかは失念してしまったのですが男性の感想で
「女性はこれを読んでも、やおいに変換したりするのかなあ、想像できない」と書いてらっしゃった方がいまして。(かなりうろ覚えなので、大意です)
それを読んだ私は「わからないかなあ!ああ、想像もできないのかなあ」とちょっとびっくりしたのですけれど、そういう方がおお振りボーイズラブの棚に置かれてるところ見たら(いやそりゃ、もともと男性はそんなところをあんまり見ないでしょうけど)不快になるとか、それまで好きだったおお振りに、ちょっと距離を感じてしまうとか(そういうこともないとは言えませんよね)、あどけない小学生の野球好きの男の子が、初めて夢中になってハードカバーの物語を読んで、とても感動した覚えのある『バッテリー』の文庫版を見つけたと思ったら、同じクラスの変な擬音つきで喋る女子が持ってる男同士のキモい漫画と同じ扱いで並んで置かれてたら、トラウマになるんじゃね?
そんなことが、まったく、想像も、できないのか、なあー
なんて思ってしまう今日この頃です。