今月のおおきく振りかぶって

降ってわいた呂佳ショックへの驚倒のみでブッチしようかと思ってたんですが、人様の感想をいろいろ見て回っていたら、思うところあったのでやはり記します。
えーと中には腐的な感想がナチュラルに混じる場合がございますので、嫌な方はご注意を。

さて今月、最大のショックの前にかのたん(*注・三星の叶のこと)ショック。
回想場面一コマ目、正直マジ萌え。マフラーぐるぐる巻きに白い息なんて、それなんて萌えキャラ?違和感無くこなすかのたんっぷりに危うくやられるところでした。いやー私もともと叶は普通に好きだけど、一番とかでは全くなくて、なんというか基本的に小さいキャラとかかわいいキャラカテゴリにはあまりもえない傾向にあるんですけど、不意にやられたー!!みぞおちイッたー!!みたいな衝撃。三星の制定コートはトレンチ?こんな学校どこにあるんだよと思ったけど、よくよく思い出してみると自分が通っていた高校はこれをそのまま紺にしたようなコートだった。いやごめん、やっぱ違う。確かステンカラーのコートだったな。オヤジが着てるコートみたいなうっすいダッサい代物で。でも最初全員それを買わされるわけ。で、私の在学中にいきなりデザイン変更になって、紺のダッフルとピーコート、好きなのを選べるようになった。でもうちは貧乏だったので、みんなが買い替えてカワイイコート着てる中、一人だけ前のうっすいダッサいステンカラーコート着てた。そんなせちがらい青春の1ページをはからずも思い出させるかのたんめ。憎い奴。
まあそんな群馬県のいらない制服情報とかは置いておいて、叶っていい奴だなあ(素)。良いガキ大将っていうか。三橋のことをずーっと気にかけてるんですね。彼だけが三橋をかばい続けたんだもんなあ。

場面変わって、西浦の球技大会。
泉に「三橋とどんな話をしてるか」と尋ねる阿部。阿部が三橋に歩み寄ろうと努力している様が涙ぐましい。今のところ、「単なる雑談」なんてとても無理そうな阿部と三橋の関係。同じクラスの泉、田島にしたって三橋から話しかけるということはあまりなさそう。田島はアレだし、泉は率直でありつつ空気も読めそうなので、用がある時は一応会話が成立しているんだと思うけど。

叶にメールできない三橋。阿部にも返信できない三橋。確かに阿部のこのメールの文面はなあ。でも、メールにだらだら書くのがイヤで本当に用件のみしか書かない、って人はこういうメールを送りがち。わかるわかる。ただ、三橋には懇切丁寧に言ってやらないとまったく違う方向に誤解されてしまうだけだ。
「主将も連れてみんなで怒りに来る」という発想。そりゃあ花井も阿部もウザく思って当然だろう。
いろいろ感想を見て回っているうちに、今月号の花井について「三橋に対して黒い」からショック、みたいな感想があることを知り、もの凄く驚いてしまった。今回、感想をブッチしなかった理由の一つがこれ。そんなこと考えちゃう人が本当にいるのか!と…うーん…
私が思ったのは、花井はすごく大人だなあ、ということね(この年にしては)。阿部もかなり頑張ってると思う(効果出てないけど)。そしてここにはいない栄口くんの偉大さ。彼がこのカレー大会の場にいたら、もしかして三橋の心情を先回りしてちょっとフォローとか出来たかもしれない。

実際に、高一の時点で花井のように「高校で会ってよかった。中学ならいじめてた」と自分を俯瞰して見ることは非常に難しいと思う。中学時代特有の余裕のなさ、息苦しさ、他者への幼さ、そして、自分がそうだったこと、をこの時点で正確にわかっている。結果、花井は「そういうこと(ウザいからいじめる)はしない」わけだから、すんごい大人だ。なかなか出来るもんじゃない。
三橋は(漫画だし)特殊な例かもしれないが、こういうタイプの人間は少なからず存在する。そしてとてつもなくウザい。三橋のような表現の仕方ではなくても、同じような思考方法の人は結構いる。そういう人と付き合うのはとても難しいし、根気がいる。
花井が三橋に対して「ムカツク」「阿部がキレなきゃオレがキレてた場面はいっぱいあった!」と考えるのは、花井が非常に善良でいい奴だからこそであり、そうでなければ三橋をウザいからと切り捨ててハブるだけだ。三橋を、チームを、自分を大事にしたいと思っているからこそ、花井は「小さくなってくってんのがムカツク!」と憤るのだ。

ああ花井話が長くなってしまった…
阿部の細かい人間関係話。栄口との以前の距離感。そして篠岡を「あの人」呼ばわり。いやー不覚にもかなり萌えた!!「あの人」!!わかるわかるこのニュアンス!!もうひぐちさんのこういう細かい人間関係の距離感描写が大好き!!この場面は「アベチヨ(チヨアベ?)フラグ説」と「単に阿部の野球にしか頭にない描写説」とあるようですが真相はいかに。
反省会ノート。性格が出ててすごく面白い。阿部はオチ担当、と…(メモ)
叶からのメール。三橋涙。「オレもみんなで勝ったよ」。
やっと、少し前に進めたでしょうか?(しかし、今月の話は「(三橋は)まだそんなとこにいんのかよ!」と多くの読者が阿部のごとくブチ切れたのでは)


さ、て…


えーとあれだ。正直言うとですね。アフタを25日の朝買って、読んで、あまりに大きな衝撃を受けたので、普通何度か読み返すんだけど、あれだ…
最後の四ページだけを執拗に何度も何度も何度も読み返してしまい、最初の方の西浦話は26日になってからやっと読み返しましたスイマセン。

ろ、
ろ、
呂佳がーーーーーーーーーー!!!!!!!
私は、私は…貴様が出て来るのを一年半以上待ち続けておった!!!あああああ…報われた!!神は我々を見捨てなかった!!光あれ!!
しかも、想像を(良い意味で)遥かに上回る逸材。もうね、本気でね、思考停止に陥るくらいもえがあふれて…言語崩壊してたな(素)。やっと若干落ち着いてきて言葉に出来るようになってきたので、少し(嘘)書きます。

えーと桐青サイト界隈では、利央の「美少年」然とした容貌から(ひぐちさんの「利央とチヨちゃんとモモカンは美しいキャラと思って描いている」という発言があるのでこれは公式)、利央の兄の呂佳も利央と同系統というのが定説だったのですが、利央→ヨーロッパ系?に対してお兄ちゃんはブラジルの方の血を濃く受け継いだのか、ラテン系!!意外ではあったけど、非常に納得いく見た目でした。実際の高校野球で目立つハーフの選手、ていうとこういう方がイメージしやすいかも。日本人離れした体格。利央の方がよっぽど特殊なんであって。
呂佳ねえ…あのね、結構ね、今回登場した呂佳についてね、否定的な意見多かったのね。私はね、もえすぎて大変だったわけなんですけど。
ええとね、まずね、アフタ発売後一日を経てようやく言語が頭に戻って来たんですけど、結論ね。
「呂佳はエロい」。
エロい…エロいよ!!エロいよなあ?
エロいというのは本人が助平だという意味でなく、存在自体が!!エロい!!あれがラテンの力なのか!?私は非常ーにフェロモンを感じました(笑)
あの胸!あの脚!!あの目!!ぶっとい眉!!エロいですよ!!おお振りではあんまりそういうことを感じたことなかったのでほんと新鮮です。
私はもともと高校生とかよりは大人目なキャラが好きで、まあもちろんおお振りのキャラは魅力的なんだけど、あんまりそういう直接的なエロさをキャラに感じたことはなかったんです。みんなカワイイなあという感じで。
でも、だからこそなのか、呂佳はエロい!おお振り読んでてはじめて、ここまで直接的なフェロモンを感じました。いやまあ、こういうタイプと付き合いたいかと言ったらアレなんだけど、そういう自分の好みは置いておいて、エロい!!
あと、私は「こういうキャラ(呂佳)が出てくるのを(おお振りとして) 求めていた」んですよね。
桐青高校が(西浦も)ファンタジーすぎた、ってのがあります。
西浦の場合は三橋の事情である意味特殊な連帯感が生まれてるってのはわかるんだけど、桐青はねえ…あんな学校、ファンタジーでしょ(笑)
今存在する桐青が好き!っていうこととは別に、そういう部分を「甘い!」って一刀両断してくれるキャラクターは非常に気持ちが良かったです。

和さんが彼に憧れる、というのは非常にわかる気がしますねー。和さんはああはなれないだろうから。呂佳は和さんのことをナチュラルに下に見てそうな気がしますね。こいつはこの性格だとオレを上回ることはないなとか、そういう風にいちいち思ったりすることなくナチュラルに対等に見ない。最初から最後まで。ライバルとしてみなしてないみたいな。彼ならきっと和さんも一刀両断してくれるだろうからその辺もワクテカです(これは和さんを好き、桐青を好きということとはまったく別物なんですよ)。もう準太なんか、最初からヘボ投手ということで名前も覚えてなさそう。準太を記憶する必要性を感じてない。さあまたemifuwaさんの妄想が激しく踊りはじめましたよ!!ステップ!!ワンツー!!
利央のことは何だかんだ言ってかわいがってるんでしょうねー。ていうかこれが呂佳さんの最大限のかわいがり方なんでしょう。負け犬負け犬楽しそう。
だいたい一緒に住んでないっぽい呂佳がなんで弟が西浦の4番とアドレス交換したことを知ってるんだ。利央、全部メールやら電話やらで報告しちゃってるんだろーな兄に、ナチュラルに。それか怒り電話が兄からかかってきたのかもしれん。
「くやしーか利央」「ようし」って!年もだいぶ離れてるんだろうからなあ。(推定6〜8才)「兄ちゃんが」とか言っちゃう時点でカワイイ!!
「黒い」とか言って嫌われたりしているみたいな最後2コマの兄ちゃん発言なんですけど、いったいこれのどこが黒いのか全然わからん(笑)美丞大狭山は別に「すっごい強い学校」じゃないんだから、データがあるなら欲しがって当たり前だろうし。強いところほどデータの重要性はよくわかってるだろうし、強いとこほど穴があればガンガン突いていくだろうしね。無論そうじゃなくても勝てる「王者」も中にはいるでしょうが、そんなのほんの一握りなんだし。
最後の落とし穴発言なんですが、私は嘘を教えたりとかしてハメる、っていうことだと思ってたんですけども。文字通り「落とし穴を掘って田島を落とす」(笑)だと思った人も結構いるみたいで(笑)なるほど(笑)
まあ別に(実際そんなことは不可能だろうし)そのくらいしろよ、って意味でもいいんですけど(笑)
呂佳が桐青OBだとしたら、「カタキとってやる」もなにもなく、自分の母校が一回戦負けしたのは普通に悔しいと思いますしね。まあそうでなくて単に「何バカやってんだ、甘いんだよ」ってことでも十二分にもえなわけですが。むしろそっちを希望なわけですが。

そのくらいの発言をできるキャラがおお振りに出て来てくれた、ってことが純粋に嬉しいです。今後の展開に、激しく、狂おしく、せつなく振り絞るように期待!!

巻末予告で桐青OBが監督って書かれてるけど、呂佳はコーチ…んんんん…

1.呂佳も監督も桐青OB
2.監督は桐青OBだが実は呂佳は桐青OBじゃない
3.まともな監督がいないため、呂佳が監督も兼任している 
 よって呂佳は桐青OBでありコーチであり監督
4.単なるミス

「2回戦」って書かれてるけど正確に言えば「2戦目」だろうしな…
3の可能性が高いかな?コーチってベンチに入れないんじゃなかったっけか。もし呂佳が監督も兼任しているんだとしたら、呂佳とモモカンの采配対決が見れそうで、それも期待してますハアハア。呂佳とモモカンは同年代くらいだそうですので、若い監督同士激突ってことで。ああもう楽しみがありすぎて神様ありがとう!!ありがとう!!シーユーアゲイン!!

追伸:
呂佳にもえすぎて、私の買ったアフタヌーンには別冊がついていなかったことに一日以上気付きませんでした。まいっか。