今月のおおきく振りかぶって

柱の作者近況より。
「……あれ、桐青戦ってもう1年描いてます……?」
はい!描いてます!!!

いやもう私としてはあと五年くらい描いててもらってもいいんですけどね(真顔)

桐青のみんなともお別れのときが近づく八回。しかし今回はじっくりじっくり回して、今月号終わってもまだ一回半残ってます。
桐青ピッチャー準太と田島の真っ向対決は、捕手を信じた準太にひとまず軍配。
今までに何度か書きましたが、準太は桐青サイドのキャラクターとしてはかなりメインで描かれているにも関わらず、内面モノローグ(声に出して言う台詞ではなく、頭の中で考えていることの描写)が非常に少ないキャラでした。田島にモーションを盗まれた5月号掲載分以外は、捕手からの指示を見て思い浮かべる「スライダー」「シンカー」などのモノローグ以外はほとんど出て来ません。
しかし今月号、田島との対決場面では怒濤のモノローグの嵐。先輩捕手の判断を信じて投げる準太の描写に「私は間違っていなかった…」と打ち震えるemifuwaさん。210ページなんかもうね!!もう…思い残すことはありません!!西浦サイドが打ちあぐねてほぼ捨てている準太のシンカーですが、本人は実はあまり好きでなかったことが判明。…ああああああああああ…ありがとう原作!!これでもう、うん、うん…

桐青が負けたら…とか考えるのは辛いですが、どっちかが勝てばどっちかが負ける。やっと泰然自若としてその瞬間を待てる気になりました。準太アリガトウ。バッテリーの絆を見せてくれてアリガトウ。いつもアホなことばかりさせてごめんなさい(三秒反省)。田島から最後のストライクを奪い、拳を握りしめる準太、カッコイイ!!
それと、この場面もうひとつ好きなところ。ベンチの利央が声出して、気付いて周りも準太に声かけして、準太が一息つく。その左ページには、西浦応援席の田島コール。こういう場面が「おお振り」は凄くいいんだよね!プレイとか、出た結果、試合の勝敗だけでない人のつながりの部分を感じさせてくれるのが好き。
りおっこはかわいいなあ…(出番あってよかったね)利央の一声に同じ1年の迅がハッとして声出すところがいい!

そして今回は珍しく、水谷くんの見せ場が!これがまた良かった!打席に入る前に三橋に声をかけられて、レンレンの呼称が頭に浮かぶ水谷。三橋の彼女とは考えないあたりがまあなんというか、いろんなことを示しているなあ…「オレは ビックリしちゃったよ」うんうん。サードランナーはリラックスの呪文。わかってても打席に入るとみんな忘れちゃうよね。どれだけあそこに立つと緊張するかってことなんでしょう。

今回は恒例の阿部と三橋のコミュニケート合戦はおやすみ。阿部がいないとこの漫画さわやかだなあ。そんな阿部が大好きです。

その他感想
げんしけん」次回どんな痛いエピソードが出て来るか楽しみ。軽井沢のアウトレット、個人的にはあんまりよくなかったけどなあ…
しおんの王」今まであんまり悪いキャラが出て来なかった印象のあるこの漫画ですが、なかなかにムカつく少年登場。のしちゃえ、紫音!
宙のまにまに」なぜアフタに載っているのか疑問な漫画。ヒロインの女の子が「あーこういう奴いたら確かにうぜー。主人公かわいそう」と素直に思えすぎるキャラなので、まるきり感情移入できない。正直きつい。かわいい絵柄(嫌いじゃない)がそれに拍車をかける。あらゆる意味で小粒すぎ。
「アキバ署!」相変わらず胸クソ悪い漫画ですね。ヨソでやってくれよ。
「孫」実はあんまり好きになれなかったんだけど、妹キャラちゃんには期待。
爆音列島」ビッとした奴登場。アフタの楽しみがまた増えた(もともとこの漫画好きなんですけどね)。
ラブロマ」ついに終了ですか。思い返してみると、やっぱり、しみじみ良い漫画でした。
四季大賞作品。おお、さすが大賞なだけある!上手い!好感度高い!ネームがいいし絵もキャラもいい。
そして今回のセレブはカラスヤさん。祝・マスコット化!!

ああ、来月は…おれキャプの新刊が出たり…おお振りの新刊が出たり…桐青戦いよいよカウントダウン状態だったり…と、盛りだくさん!神様、もう少しだけ